マイホーム(持ち家)を売却したいと思ったら、まず何から始めたら良いのでしょうか。「この物件はどのくらいの価値があるのだろう?」「買ってくれる人はいるのだろうか?」「契約手続きは自分でやるの?」など、様々な疑問や課題に戸惑う方も少なくありません。
これらの疑問・課題を解決し成約に導いてくれるのが、「売買物件を取り扱う不動産会社」なのですが、実際に『どの不動産会社に相談するのか』を見極めるには、ちょっとしたコツが必要です。
今回は、信頼できる不動産会社の見つけ方について、考えてみたいと思います。
不動産会社の得意・不得意な業務分野・物件種別を確認する
例えば、あなたが一戸建てに住んでいたとします。建物も古くなってきたし、駅前の便利な場所のマンションに住み替えたいと思っていました。そんな話をお隣さんに話すと、「ちょうど息子家族と同居を考えていたから、お宅の物件を買わせて欲しい!」と、タイミングの良い返事が返って来ました。トントン拍子に話がまとまり、あなたは無事にマンションへの住み替えが出来ました……
こんな都合の良い話も無くはないですが、現実はそう簡単には行きません。
そもそも不動産は高額な取引となるため、買い手を見つけるためには相応の時間と手間を要します。また、法的規制も多く、住宅ローンを取り扱う金融機関もかかわってくることから、専門知識を持たない売主・買主だけで取引を成立させることは難しくなっています。
そこで、あなたに代わってマイホームの買い手を探し、成約・引き渡しまでトラブルなく導いていくのが不動産会社の役割となります。
しかし、すべての不動産会社が不動産売買の取引を円滑に進めることができる訳ではありません。特に、賃貸を主に取り扱っている不動産会社は、売買物件の取り扱い経験が乏しく、満足できる取引にならない可能性を否定できません。
また、居住用物件(区分所有マンション・一戸建てなど)を主に取り扱う会社と、事業用・投資用物件(一棟マンション・一棟アパートなど)を得意とする会社は異なりますので、注意が必要です。
一般的に、不動産会社は下記のような事業分野の中から、いくつかの専門分野に特化して業務を行っています。専門外の分野については全く手が出せないという会社も多く、同じ不動産業界であっても業務スキルは異なっているのです。
- 居住用物件の賃貸仲介業
- 事業用物件の賃貸仲介業
- 賃貸管理業
- 居住用物件の売買仲介業
- 事業・投資用物件の売買仲介
- 買取再販業
- 不動産開発業
- 不動産投資顧問業
マイホーム売却に関して言えば、賃貸仲介を専門にしている不動産会社に頼むことはできません。相談すべきは、売買物件を仲介してくれる不動産会社ということになります。店舗やホームページに「売買」「仲介」「売却」という記載がある不動産会社であれば大丈夫です。
ただし、売買仲介を専門にする不動産会社でも、得意な物件種別・エリアは異なります。「郊外の新築一戸建てが得意」「都心のリノベーションマンションが得意」など、細分化された特定分野に特化している不動産会社もありますので、事前に確認しましょう。
また、ご自身のマイホームと同じエリアで取引実績が多い不動産会社を探すことも大切です。
駅前、商店街、大型商業施設などに店舗を構えている不動産会社であれば、優良な顧客を多数抱えている可能性も高いので、早期売却・高値売却を目指す場合は、有力な候補になります。
宅建免許番号を確認する
売却したいマイホームと、同じエリア・同じ物件種別の取り扱いに長けた、売買仲介を専門とする不動産会社の中から、パートナーとなる不動産会社を選ぶべきことはご理解いただけたと思いますが、信頼度についてはどのように考えればいいのでしょうか?
最初の手がかりは、宅地建物取引業免許の免許番号です。不動産会社のホームページには必ず記載されていますので、必ず確認しましょう。2つ以上の都道府県に事務所を持つ場合は国土交通大臣免許、1つの都道府県内に限定される場合は都道府県知事免許となります。
イオンハウジングイオンモール神戸南店(株式会社スマートスタイル)は、兵庫県内のみに複数の事務所を有していますので、兵庫県知事免許を受けています。宅地建物取引業免許の表記は下記のようになり、カッコ内の数字は宅地建物取引業免許の更新回数を表しています。
兵庫県知事免許(2) 第11834号
※(2)の場合は、1回更新済みということになります。
※免許更新は1996年以降5年に一度。それ以前は3年に一度。
()内の数字が大きければ長く営業している証拠となりますが、それだけで信頼度を測ることはできません。ただ、(1)の会社は、開業したばかりということもあり、実績不足の会社が含まれることになります。一つの指標として、確認はしておきましょう。
会社タイプを比較検討する
売買仲介を専門とする不動産会社は、大きく3つのタイプに分類することができます。
一つはいわゆる大手の不動産仲介会社で、テレビCMが流れていたりするので知名度は抜群です。全国規模で展開しており、集客力もあると考えられています。一方、経験の浅い若手スタッフが多く、営業所間の異動も会社によっては頻繁に行われることから、地元に深く根差しているとは言い切れない現状があります。
二つ目は、地域に根差した地元密着の不動産会社です。個人が経営する小規模なものから比較的規模の大きなものまであり、営業歴も長く売買実績も豊富です。地元ならではの未公開情報や相場感など、大手では掴みにくい情報を把握している良さがあります。ただし、これはあくまでも優良な地元密着企業の場合であって、そのレベルに達していない会社も少なくありません。
三つ目は、優良な全国ネットワークに加盟している不動産会社で、イオンハウジング神戸南店もこれに該当します。大型商業施設や駅前に店舗があることから、集客力があり、地元情報にも精通しているという強みがあります。加盟しているネットワークによって不動産会社の特長が異なるため、地元での評判を確認することも大切です。
近年、インターネットの急速な普及に伴い、不動産仲介業の在り方は大きく変化してきています。従来は、どの不動産会社もサービス内容に大きな差がなかったのですが、最近は差別化を図るべくサービス競争も激しくなっています。
特に、大手不動産会社には見られない売買仲介手数料の割引については、関東エリアを中心に導入する不動産会社が増えてきています。
イオンハウジング神戸南店も「売却時の仲介手数料最大半額」でご対応していますので、マイホーム売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。詳しくは、マンション不動産売却webをご確認ください。